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裏切りのサーカス

 投稿者:Pam  投稿日:2012年 5月18日(金)14時57分25秒
  みらんさま>
なんか、わたしとみらんさましかレスしあわないので、
ふたりぼっちですね~。(^^)

来週、有楽町まで見に行こうかなと思ってます。
うちには来てませんでした。

真珠は6月の中旬にいこうかな。たぶん、朝一ですね。

まだ、涼しいし、梅雨だから、出足もにぶいかも。

大昔、国立博物館で夏季アルバイトしてましたが、開館前に
常陸宮妃がいらしてました。長崎グランドホテルの
おみやげ物やさんでも遭遇してたし、また、会えたりして。

 

裏切りのサーカス 上映拡大

 投稿者:みらん  投稿日:2012年 5月17日(木)14時28分14秒
  ◎「裏切りのサーカス」  今月下旬から上映館順次拡大。

   http://uragiri.gaga.ne.jp/theater.html

   遠くて行けなかった人は、今回行けるといいな…


◎「ブリジット・ジョーンズの日記」
 6/25 21:00~ BSプレミアム


>Pamさま
お隣りの国立西洋美術館には「真珠の首飾りの少女」も来るんですね。
GWに東博に行きましたが、上野の森は大混雑でしたよ。
暑さに気をつけて、楽しんでらして下さい。
 

真珠の耳飾の少女

 投稿者:Pam  投稿日:2012年 5月13日(日)13時03分51秒
編集済
  みらんさま>
今、録画した映画をみてます。私はある時点でコリンの
DVDを買うのをやめたので、劇場でみたときから、また
新鮮な感じで見直してます。日本語音声と副音声の
英語でみれるのがいいですね。

これ、ハイビジョンみたいですね。色が綺麗。
この映画はフィクションでまさにコリン・フェルメールとして
見てます。46歳位のコリン、魅力的です。
日本語音声でみると、コリンの表情とかくっきり
追えるので、まるで、少女に恋しているように
みれます。でも、ミューズとしてみてたんですよね???

フェルメールの娘役にナルニアの長女役のひとが
でてました。
新発見。

絵画はマウリッツハイス美術館にあるのですね。
アムステルダム美術館ではなくて。
もう、海外にはいけないとおもうので、
日本で彼女に会えると思うとわくわくです。

 

TTSS関連

 投稿者:みらん  投稿日:2012年 5月11日(金)16時07分34秒
  こんにちは。

今書店に並んでる「ミステリマガジン」2012年6月号で、
「ジョン・ル・カレ」とスパイ特集やってます。
「ジョン・ル・カレの映像世界」はなかなか参考になりますし、
キム・フィルビーと二重スパイ絡みの作品紹介や、TTSSの訳者のエッセイ等も載ってました。

どうやらTTSSにすっかりやられたみたいで、
UK盤とBBC版もポチりました。

すでにハマった先輩方がいらっしゃいましたら、
いろいろ情報頂けたら嬉しいです。
宜しくお願いします。


>Pamさま
亀レスですが、トーマス繋がりで言い間違えました。
仰るとおり、ハーディーでございます。
 

映画他

 投稿者:Pam  投稿日:2012年 5月 8日(火)18時24分52秒
  こんばんは。みなさま。
やはり、横浜でも都筑区にいかないと裏切りの
サーカスはみれないので、あきらめました。

4日に新横浜でPIWの楽のアイス・ショーを
見た帰りにいこうかなとおもったのですが、
防寒具等荷物が多かったので、小雨もあり
断念。

DVDもしくはブルー・レイにはなるでしょうね。
TSUTAYAに期待します。

映画といえば、「わが母の記」を姉の薦めもあり
本日みてまいりました。地元で朝一にも
かかわらず、人は結構いました。映画冒頭から
涙ぐみましたが、海辺のシーンで号泣して
しまいました。両隣がいなかったので
幸い。ラストではみなさん、すすり泣いて
いました。母親っていいものですね。

真珠の首飾りの少女はおまけのハンカチーフつきの
前売り券をゲットしました。絵の小さな額縁の
ミニチュアつきの前売り券は売り切れでした。

いついこうかな~。

真央ちゃんについては7月に大阪まで
The Ice を見に行くことになり、今から
わくわくです。いるいるさま、見た後に
報告しますね。

では~。

 

見てきました

 投稿者:みらん  投稿日:2012年 4月28日(土)19時57分27秒
  こんばんは。

>ぶりたにあ様、淀調様

原作本の翻訳、原書含め、お話ありがとうございました。
購入の際の参考になりました。

裏切り者が誰か分かって、もう一度役者の表情とか見直したくなると思ったので、
話の細部が分からなければまた観ればいいと割り切って、
出掛けついでに映画館まで足を伸ばしてきました。

頭の中を整理するスキを与えないくらいテンポがよかったので、
最後まで飽きなかったし、終盤30分は食い入るように見ました。
原作を読んでないので、細部や事の起こりの順番がモヤモヤ箇所もありますが、
裏切り者は誰なんだろうというワクワク感を持って観る機会は一度しかないので
見に行って良かったです。

俳優陣も音楽も作品の雰囲気もとっても良かった。

帰りに大型書店で洋書の2割引セールをやってたので、
原作本を購入してきました。
壁にぶち当たった時のため、図書館で訳本の予約も入れておいたので、
4ヶ月後には順番がくるかな。

見終わって、いろんな布石が打ってあったんじゃないかと気になります。
BBC版も見てみたくなりました。

映画館混んでましたよ~。
上映館増えると良いですね。
劇場にしろDVDにしろ、是非見て下さい。

長々と失礼しました。
 

ジョン・ル・カレ

 投稿者:淀調  投稿日:2012年 4月28日(土)02時02分35秒
  From the outset of this meeting Smiley had assumed for the main a Buddha-like inscrutability from which neither Tarr's story nor the rare interjections of Lacon and Guillam could rouse him.

ともかく読みにくいなあというのが第一印象でしたね。
ロシア・ハウスあたりまでくるとかなりこなれてきていましたが。

文章の構造自体はよくあるんで、訳し下していかないといけないところを鯉の滝登りでやるから、
日本語じゃなくなってわからなくなるんでしょう。

むしろ単語の選び方なんだろうなあ。
outsetとかふつうは使わないでしょう。
inscrutabilityもinterjectionsも語源はラテン語で、もう知識人以外は読むな、いう感じで威張ってて。

だけどこの後に続くのがshort legs bent, generous stomachと布袋さんみたいな肉体の描写。
ネクタイで牛乳瓶の底みたいなメガネのレンズ拭いたりしている行儀の悪さ、かまわなさ。
メガネをはずしたあとのむきだしの眼はしょぼしょぼで、なんか具合悪いとこ見ちゃったなあ、と思ってしまう。

偉そうに「仏陀」なんか出しておいて、がくんと落とす。
ああやってるやってる、いかにも英国的な「な~んちゃってね」。

そしてまた、風采も上がらないこんな男、テイラーと呼ばれたビル・ヘイドンの対極にいる男。
寝取られ男にされても仕方ない、いう貧相な情けなさがだんだんだんだん効いてくる。

この対比が鮮やかに出ないと、ホントの主役がビル・ヘイドンだってことがわからない。
貴族で政界でも有力な一族で、バリッとしてて、でも汚れ役も引き受けて。

コリン・ファースの対極に持ってくるにはゲイリー・オールドマン、ちょっと格好良すぎたなあ。 
 

裏切りのサーカス

 投稿者:あみっち  投稿日:2012年 4月28日(土)00時18分54秒
  Pam様、みらん様、ぶりたにあ様、ありがとうございます。映画の出来がすばらしいと知り、上映館が増えることを期待しています。もう一度公式HPを見てみました。あらすじと相関図まであるんですね。DVDの発売までに原作を読まなきゃと思いました。映画を見てから原作を読みたくなったり、原作が好きで映画化されたら見に行くと言うことはあるのですが、映画を見るために予習するのは初めてです。  

裏切りのサーカス

 投稿者:ぶりたにあ  投稿日:2012年 4月27日(金)20時26分9秒
  私も、連投失礼致します。

「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」の新訳本、
買うつもりはなかったんですが、帯に惹かれ、結局購入となりました。
旧訳本は、ひどく読みにくいと、アマゾンの評でもたたかれていましたが
新訳本も、評判がよくないんですか・・・

両方読んでみて・・・さほど変わりはないかなぁーというのが正直な所です。

ジョン・ル・カレの文体そのものが、流麗な、と評されていますから、
(個人的感想としては、持って回った表現)読みにくいと散々こきおろされた
旧訳本の訳者のせいではなかったようです。

例えば、ある章の最初の部分、

旧訳本:
「その会合の初めから、スマイリーは、ターの話にも、レイコンとギラムが
ごくたまにさしはさむ短い言葉にも乱されることのない、仏像のような底知れぬ
物静かな態度を維持していた。

新訳本:
「その会合の最初から、おしなべてスマイリーは、仏像に似た謎の雰囲気を保ち、
ターの話も、たまにレイコンとギラムがはなすひとことも、彼をそれから覚醒させは
しなかった。」

(長い引用ですみません)

つまり「どんな話が出ようが、スマイリーは仏像のように黙ったままだった」と脳内
で、訳しながら読み進めていく、少々やっかいな本ではあります。

最初に読んだ時は、何度も挫折しそうになりましたが、中盤以降は俄然面白くなり、
そこからは、一気に読み終えましたね。

本屋で在庫がない、というのもわかる気がします。

多分、映画があまりにも、省略している部分が多いからでしょうね。
ということは、この映画、人気があるんだ・・・

何の準備がなくとも、劇場で小さなチラシが配られます。
観賞前にお読み下さい、という主旨で、ごく簡単な人物紹介が書かれています。

これで充分かどうかは、判断しかねますが、一応リピーター割引(同一劇場であれば半券
提示で次回¥1000)もありますので。


長文失礼致しました。
 

裏切りのサーカス

 投稿者:みらん  投稿日:2012年 4月27日(金)16時55分44秒
  連投すみません。
ちんたら書いてるうちに、ぶりたにあ様のレポが上がってました。

>ぶりたにあ様
詳しいレポートありがとうございます。
レポ読んで、やっぱり大きなスクリーンで見ておこうかなという気持ちに傾いてますv(*^^*)/。

予習は必須とのことで、原作求めて図書館行くも予約待ち多数、
本屋は在庫切れでトホホです。
新訳は評判があまり良くないみたいですが、ぶりたにあ様はいかがでしたか?
 

英国がテーマの映画

 投稿者:みらん  投稿日:2012年 4月27日(金)13時46分20秒
  こんにちは。

5月最終週のBSシネマはイギリスがテーマのようです。

「いつか晴れた日に」「日の名残り」「遥か群集を離れて」「ある公爵夫人の生涯」

いずれも13:00~ @BSプレミアム

コリンものがないのが残念だけど、トマス・マンのは未見なので楽しみです。


>あみっち様
はじめまして。
裏切り~は近所のシネコン上映を期待してたので、
新宿・有楽町のみと知り、私もがっかりでした。
足を運ぶか、レンタル待ちするか考慮中です。
誰かのレポート期待してま~すv(*^^*)/。


>Pam様
説明不足でごめんなさい。
First Folioですが、1623年に出版された、最初の戯曲集(36作品だったかを一冊に纏めたもの)で、
英国文学史上最も重要な書物と言われてます。
当時700冊製作され、現存してるのは238冊とか…。

Stratford、私も何回か行ってますよ~お墓も行ったなぁ。
Tudor朝の街並みと庭の調和が最高ですよね。

Pam様は英文学専攻だったのですね。
私は大の英国好きながら、実は専攻は仏語でありんす(^_^i)。
 

裏切りのサーカス

 投稿者:ぶりたにあ  投稿日:2012年 4月27日(金)13時00分51秒
  こんにちは。

さっそくですが、あみっち様、「裏切りのサーカス」観てきました。
というより、二月の上旬には、UK版BDを取り寄せていたので、劇場が初見では
なかったんですが。

感想:素晴らしくイイ!!

コリンがイイ、とかだけでなく、映画そのものがすごい出来だと思いました。

ただ、私は原作を昔に読んでおり、映画化の話が公表されてから、もう一度
読みなおしていますので、とまどう事はほとんどありませんでしたが、
何の予備知識もなく、この映画を観るのは、厳しいかもしれません。

登場人物が多く、役名をファースト・ネイムやファミリー・ネイム、ときおり
コード・ネイムで呼んだり、回想シーンが多いので、時間軸が混乱したり、と
なかなか難敵な作品と言えるでしょうね。
(参考までに、原作と映画では、プロットは同じでも、構成や細かな設定がかなり
変えられています。そして、スパッと削除している部分も多い。原作ファンの中には
これが不満の方も少なくないですが、私は、シンプルでわかりやすくてとても気に入り
ました)

何より、ゲイリー・オールドマンの演技は必見です。
それから、マーク・ストロング、トム・ハーディ。これまでの出演作とは一味違う、
印象的な役柄で、これも必見。

コリンも、出番は多くはありませんが、ラスト近くの、あの・・・(涙)(涙)
ネタばれになるので、これくらいにして。

ちょっと不満があるとしたら、コリンの役の描き方が不充分な気がしました。
でも、BBC TVドラマ版で、5時間40分費やした程の内容を、2時間でまとめあげる
為には仕方がなかったかもしれません。

GAGA(映画の配給元)のツイッターで、上映館を増やして欲しいという多くの要望に
答えて、鋭意努力中とか。決まりしだい、公式サイトに更新していくという事です。

公開されたら、ぜひご覧になって下さい、そして、原作未読であれば、公式サイトの
あらすじをお読みになることをおすすめします。

蛇足:BD未公開シーンに、コリン出現の場面があります。ちょっとドキドキのシーン。
 

プッチーニの愛人

 投稿者:Pam  投稿日:2012年 4月26日(木)21時52分35秒
  こんばんは。

無声映画の続き編です。今、録画していたWOWOWのプッチーニの愛人
を見終わりました。これも擬似無声映画で、せりふがほとんど
なく、オペラ西部の娘の作曲音と、字幕、手紙でみせてます。
やはり、眠くなりました。(笑)でも、ストーリーというか
事実というか、驚愕の真実がでてきて面白かったです。
ちょうど、METの西部の娘も録画しているのであとで
見てみます。

あみっちさま、はじめまして。
裏切りのサーカスは難しいみたいですね。
わたしも東京の有楽町まででかけないとみれません。
これはあとで、DVD化されてから、味わいながらみます。
ちょっと難解みたいですね。
http://cinema.pia.co.jp/imp/158359/850036/

みらんさまは本当に英国ずきで頭がさがります。
私も専攻は英文学でしたが、シェイクスピアはマクベスのみ
購読科目でやりました。マクベスはおもしろいですよね。
シェイクスピアはストラスフォード・アポン・エイボンにいくと
家が博物館なってみれます。オリジナルの筆跡は見たかもしれないけれど、
恥ずかしながら、First Folioってなんだかわかりません。
初原稿のことかしら?

英国大使館といったらお花見時に開放してくれるので有名です。
庭だけですけど。

http://blog.goo.ne.jp/barriosmangre/e/b17de0ead7895e37e9a2bc1ebdbfeb25

 

裏切りのサーカス

 投稿者:あみっち  投稿日:2012年 4月25日(水)23時47分46秒
  はじめまして。「高慢と偏見」を見て以来、ずっとコリンのことが好きで、こちらのサイトからいろいろな情報をいただいてます。皆さんのコリンへの愛あふれるコメントを読むのが大好きです。今、"Tinker,Tailor Soldier Spy"が「裏切りのサーカス」という邦題で上映されているのですが、見に行った方がいらっしゃったら感想をお聞かせくださいませんか?
コリンの映画が公開されるとほとんど見に行っているのですが、今回は私の住んでいる近くでの上映がありません(泣)。よろしくお願いします。
 

First Folio

 投稿者:みらん  投稿日:2012年 4月25日(水)15時15分9秒
  すみません。

昨日の投稿で真珠の耳飾りの少女の放送日、書き忘れてました。

5/12(土)深夜 日曜未明 です。

>Pamさん
いつも反応してくれてありがとう。
数年前のフェルメール展も混んでましたが、今回はそれを軽く上回るでしょうね。

今日は英国大使館大使公邸に行って、
ShakespeareのFirst Folioとコナン・ドイルの手書き原稿を見てきました。
ロンドン五輪に合わせて、英国政府が企画しているGREAT!キャンペーンの一つです。
First Folioは時価5億とも6億とも言われており、保存状態も良好で、
Shakespeareanには見れてウルウルものでした。

コリンもアカデミー賞取ったので、次回来日したら、
ここを訪れるかしら…なんて考えながら満喫してきましたv(*^^*)/
 

おはようございます。

 投稿者:Pam  投稿日:2012年 4月25日(水)08時06分11秒
編集済
  みらんさま、真珠のご紹介ありがとうございます。
録画します。DVDはもってないので、ハイビジョンでみられるとおもうと
うれしいです。

絵画は込合うとおもうので、時期をみないと。絵画好きの友達が
外国(だぶん、アムステルダム美術館)でも、とりまきがすごかった
いってました。覚悟しないと。

私は、とうぶん海外までいけないので、日本で絵画、映画両方とも楽しみます!

コリンのレイル・マンのfilmingはどうなっているのでしょうか?
最近は震災の影響があり、イギリスでも日本に同情的な世論があるから中止?
と思ったらちゃくちゃくと進んでいるようです。
二コールがコリンの奥様役だそうです。
なんか大作主義?
http://www.imdb.com/title/tt2058107/news


ユーロの世界選手権でも真央ちゃんに理解をしめした解説でうれしかったです。

映画The Artist は眠っちゃいました。わたしの好みではなかったです。
無声にし白黒で成功したといっても、フランス人のアメリカ英語はもともと
無理なのでそれもあったのかしら?演技は男女ともうまかったです。
監督の奥さんのペネロペ役はすてきでした。

前にヒューゴでやはり無声映画の監督のことをテーマにしていたので
予習してあり、感慨ぶかかったです。

追伸:5月4日に新横浜で高橋大輔さん他のアイス・スケート・ショーを
見てきます。真央ちゃんのは即日完売で大阪の7月公演の抽選まち。
すごく楽しみです。あたるといいな。

また、札幌の12月末の全日本も挑戦してみます。
 

映画「真珠の耳飾りの少女」

 投稿者:みらん  投稿日:2012年 4月24日(火)14時54分21秒
  いるいる様、皆様、こんにちは。

Pamさんがご紹介して下さいましたが、6月下旬のリアル絵画公開に合わせてか、
地上波でも映画をやるようです。

サタ★シネ@テレビ東京

「真珠の耳飾りの少女」
コリン・ファース、スカーレット・ヨハンソン

再鑑賞してから、私も美術館に臨もうかな…(*^^*)

当初関係者限定で諦めてましたが、急遽最終日が一般公開になり
ラッキーなことに観覧者枠内に入れたので、
大英図書館所蔵のShakespeareのFirst Folioを見てきま~す。
なんか嬉しくて涙出そう。ワクワクで眠れるかな…(笑)。
 

続々々シュトロハイム・イン・パリ  『大いなる幻影』1937

 投稿者:淀調  投稿日:2012年 4月 7日(土)01時06分38秒
  それでも映画は6月に封切られるや、2か月で20万人を動員してロングラン。
題材が時機にかなっていたこともあるでしょう。
37年はパリ万博開催年、前年スペイン内乱が勃発し、ピカソは急遽ゲルニカを描いてスペイン館に掲げました。
左派政権のフランスは、社会主義国ソヴィエトとナチスドイツの台頭を受け、全体主義に反対する自由世界の旗手として自分をアピールしようとしてたんですね。
米国ルーズベルト大統領も「民主主義者は全員見るべきだ」と絶賛し、38年には非英語の映画としてアカデミー賞に初ノミネート。

こういう時代ですからあるいは最初の思惑通り、マレシャルとド・ボアルデューの冒険譚のままでも結果は同じだったかもしれません。
オペラ・ブッファをちょっとひねった形にして、最後に男の友情、愛国心を歌い上げる。それで大衆の支持は充分得られたでしょう。

だけどこの『大いなる幻影』観てよかったのは、やっぱりシュトロハイムのやり方見せてもらえたことだなあ。
自分の出番だけとはいえ、ルノワールと一緒にどんどん台本書き換えて、シュトロハイム・スタイルをルノワール監督作の生地のなかに、だまし絵みたいにはめ込んだ。
こういうつくりの映画はほかにはちょっと思いつきません。
ルノアール監督の坊ちゃんらしい甘さというよりも、同業者としてシュトロハイムの技をすべて見ようとした結果、ととったほうがいいかもしれん。

シュトロハイムにとってもチャレンジだったことでしょう。
パイロットが後半要塞司令官兼捕虜収容所所長になっていて、ド・ボアルデューを射殺する。
ある程度の伸びしろは与えられているけれど、限られた時間の中でこの骨組みにどう肉付けしていくか。

冒頭の酒保、娼婦に固執したのは、出発点を『タンホイザー』にしたかったのかどうでしょう。
酒池肉林のヴェーヌスベルグ、これが駄目なら毒杯の『トリスタンとイゾルデ』で。
そして後半、出てくるものが馬具だの剣だのですもんね。
これはもう最後までワーグナーで行くんだな、ラストは『愛の死』で決まりだなあと思っていたら、なんとなんと看護婦にマリアのヴェールかぶらせて、宗教劇に変えちゃった。
ド・ボアルデューのパッションが引き起こしたパッション・プレイ、『フォン・ラウフェンシュタイン受難劇』。
独仏貴族の関係にイエスとユダの物語をだぶらせて。

受難劇はそれこそルノワール監督がめざした究極の「ラブストーリー」。
イエスを裏切って死ぬユダに愛がなかったはずがない。
有り余る愛に煩悶したすえ裏切った。裏切るもの、裏切られるものが互いに相手を見つめ合う。
そしてユダは自ら縊れて死ぬの。金貨を床に投げ捨てて。
イエスは重い十字架に喘ぎつつ、ひとりゴルゴダの丘を登っていく。
フォン・ラウフェンシュタインはそのあとの蘇りの奇蹟も封じてしまう。未来につながる今を生きるゼラニウムの花を摘みとって。

この結末あればこそ、ヴェールに難癖つけるコッホにグラスを投げて、絶対譲らなかったシュトロハイム。
楽劇が典礼劇にすり替わり、無声に転じ、最後は誰もいなくなる。
稀代の幻術師シュトロハイムでなければできない神技。
ワイルダー監督が『サンセット大通り』でシュトロハイムにバッハを弾かせた理由はこれかと思ったくらい。
白手袋で弾かれた「トッカータとフーガ」ニ短調、大伽藍を築き上げる神の手のクローズアップが迫ってくる。
ワイルダー監督にしたら珍しいクローズアップの映像でした。

実際、シュトロハイムやれるじゃないかと関係者に印象付けて、脚本監督シュトロハイム『La Dame Blanche(白い貴婦人)』の立ち上げにつながったのね。
ハプスブルグ家と狩猟長、パン焼き職人の三家族をめぐるウィーンの1888年から1919年までの物語。
監督自身も狩猟長役で参加する。狩猟狂の皇帝に影のごとくに従って、鷲の飼育にすべてを注いで悔いない男。
ジャン・ルノワールは台詞担当、助監督は『大いなる幻影』でも一緒だったジャック・ベッケル。
この布陣を見る限り、前作『大いなる幻影』は双方ともに実りある共同作業だったというべきでしょう。

一方で、彼の演じるドイツ人将校鮮烈すぎた。目立ちすぎるのも善し悪しです。
彼が出れば映画が当たるとわかって降るように仕事が来たのはまあよかった。
30歳以上も年下の女優ドゥーニーズ・ヴェルナクを秘書兼愛人にしたのもプラスでした。
二十歳そこそこながら有能で献身的な彼女の存在がなかったら、膨大な量の仕事をこなすのは難しかったことでしょう。
『La Dame Blanche』も本格的に動き出し、今度こそ念願のオーストリア・ハンガリー帝国の映画が撮れるという高揚感に包まれていたさまが、当時の映像からも窺えます。

『Macao, l'enfer du jeu(1939)』はひさびさに、カラムジン伯爵を上回る釣り師が帰ってきたと思わせる出色の出来。
あの『チート』で名高い早川雪洲と火花を散らす役どころ。
それに『望郷』『愛欲』のミレーユ・バランが絡むんですね。

いつの間にか、すうっと女の背後に寄っていって、女が振り向いて慌てても、指一本触れずにそこに立っている。
さりげない間合いのつめ方、にこにこと立ってる感じ、いかにも「達人」らしい佇まい。
そうやって繰り返し、たっぷり女を焦らしておいて、自分の苦境を漏らすのね。
女は男を助けたい一心で雪洲に抱かれに行くんですが、そこに至ってもまだ彼女に接吻ひとつしていない。

女が脱ぎ捨てていったスリップ拾って、そのあとがまた巧いのなんの。
下着をくんくん嗅ぐ仕草、『クイーン・ケリー』ではウォルター・バイロンに演らせていましたが、ここではそんな野暮天かけらもないの。

華奢な肩紐に両手を通してひろげると、女の身体になるでしょう。
目の前にかかげて、ふっと揺らすと、胸のレースが乳房の形に膨らんで、肌の匂いがあふれ出る。
ついさっきまでいた女の匂い、惜しいなあ、まだ何もしとらんのに、あんな奴になあって、計算づくで行かせたくせに、悲しそうな情けなさそうな顔してね。
椅子に座ると足元に女のスリッパが転がっている。
白い靴を履いたまま、片足をそのスリッパに突っ込んでみたりして。

カラムジンから17年、盛りを過ぎて分別ついた男の性(さが)。どこまでが本性で、どこからが演技かわからない。
エロティックかつ典雅でねえ、ここまでできる人とは思わなかった。
若い娘と暮らし始めたこともあるけれど、監督としての視点から演技を磨き直していたことと、フランツ・ヨーゼフ1世の側近狩猟長がどこかに入っていたんでしょう。
映画の後で、すっかりお爺さんになった関係者が各々思い出話を語るのね。
あそこがよかったここはとても真似できないと、フランス男がそろいもそろってはからずも、釣りの達人シュトロハイム礼賛会になってます。

と、ここまでは『アーティスト』も顔負けの大逆転劇。

ところが時代が時代です。
ナチスドイツ宣伝相ゲッベルスは、ドイツ軍将校としてあんな演技をされては士気にかかわると「民衆の敵第一位」と名指しで非難。
第二次大戦が勃発してドイツの占領下に置かれると、シュトロハイムはフランスにいられなくなる。
『Macao』もシュトロハイムが出てるというので上映禁止、代役立てて撮り直し。一事が万事その調子。

スタッフ・キャストも決まり資金の目途もついていた『La Dame Blanche』も、ついに撮影されずにおわりました。
『メリー・ゴー・ラウンド』『結婚行進曲』に続く3度目の中断でした。
もう若くない彼の心中は察するに余りある。ほんとに言葉がありません。

46年には再びパリに戻りますが、57年に死ぬまで俳優専業で、映画を撮ることはありませんでした。
戦争で欧州は疲弊の極にいましたし、ハリウッドはマッカーシズムが吹き荒れた。
彼のイリュージョンを支える余裕があったのは、30年代がぎりぎりだったことでしょう。

『La Dame Blanche』は「時」の手に切り刻まれて消えましたが、あるいは『大いなる幻影』でゼラニウムの花を摘んだとき、監督シュトロハイムの命運もまた尽きたのかもしれません。

“Pas fini de traîner une existence inutile …” むなしく生き続けるのです・・・

“Je l’ai manquée…” 私は機会を逃した・・・

予言の書となってしまった『大いなる幻影』、そこから浮かび上がるフォン・ラウフェンシュタインの、かつまたフォン・シュトロハイムの受難劇。
稀代の天才イリュージョニストにふさわしい、まさに『LA GRANDE ILLUSION』を冠するに足る仕上がりでした。
 

ヒューゴ他

 投稿者:Pam  投稿日:2012年 4月 5日(木)15時47分58秒
編集済
  みなさん、こんにちは。

今日はもうすぐ終了するヒューゴの不思議な発明をみてきました。
おすすめです。

終わり近くで、すごく素敵なことばでてきます。
そうですね。人はひとりひとりあたえられた役割があるのですね。
こういったことは自分で経験しなければ理解できないとおもうので
今までの自分の人生をふりかえりつつ映画をみてました。
(涙ぐんでしまいました。)
朝9時25分からの長時間の映画にもかかわらず、観客がエンディングまで
たちあがらなかったのは立派です。

字幕のことでまたいってしまうけど、、film makerはイギリス英語では
映画監督だとおもうけど、プロデューサーって訳されてて意味合いが違います。これって
日本人の観客をなめてるとおもいます。
映画みてたら、監督してたのがはっきりわかるのに。。

サッチャーみていても、HOMEを無くしたというのをを家族をなくしたって
訳していたり、不満です。あまり、ストレス感じないように、なるべ英語
ききとってみるようにしてます。(難しい専門用語などは字幕あると
楽なのでそれには感謝してますわ。戸田さん。)

それから、フィギュアの真央ちゃんの成績うんぬんがマスゴミで話題ですが、
海外の方たちのほうが真央ちゃんを理解してくれてうれしいです。
成績にはかかわらず、真央ちゃんを応援していきたいので、今年は
ショーなどにいってみたいと思います。


http://fskating.com/2012/04/mao-asada-the-fight-must-go-on.html

 

続々シュトロハイム・イン・パリ  『大いなる幻影』1937

 投稿者:淀調  投稿日:2012年 4月 4日(水)01時24分21秒
  だけどド・ボアルデュー、結局彼の信頼裏切るの。
警備兵の注意をひきつけて、その隙にマレシャルとローゼンタールを脱走させる計画立てるんですね。
そのための準備に真新しい白手袋を出してきた。
水に浸して手になじませて、淡々と手袋の水気を絞るド・ボアルデュー。

あっ、やめなさい、あんたやめなさい。ラウフェンシュタインがあんたに何したの。
撃たれて焼かれて落とされて、死ぬまでコルセットが手放せない、もうすでに磔にされてる男じゃないですか。
その彼をわざわざ引っ張り出さなくたっていいでしょう。
いずれ戦争終わるんだから、脱走したい奴はほっといて、おとなしくしてればいいじゃないですか。

フォン・ラウフェンシュタインがド・ボアルデューに何をしたか。
つねに観客席にいる人生に、初めて疑問を持たせたの。
このままでいいのかいけないのか。
従兄弟は片腕を祖国に捧げ、彼は身体を丸ごと犠牲にした。
このまま何もしないで過ごすのか。いや、そもそもなぜこんなくだらないことで悩まなくてはいけないのか。
あの男に邂逅したからだ。会って話をしたからだ。

いっぺんそう思ったら、何から何まで憎くなる。
ベルリンで従兄弟と自分の知らない時間を持ってたことも、Edmondと従兄弟の名前を呼んだことも、高嶺の名馬に乗ってたことも、女を共有したことも。
貴族社会の終焉に火を噴くような怒りを見せたあと、如雨露を握って細やかに花に水遣りしたことも。
彼と話をしていると、本心がぽろりぽろりと出てきてしまう。ぐらぐら胸元ゆすぶられて、自分が自分でなくなっていく。

もうこれ以上、一刻の猶予もならんと思うから、笛一本持って出ていくド・ボアルデュー。
ドイツ兵を右往左往させて逃げながら、来てくれここに来て撃ってくれと相手を呼んでるんですね。
警備兵が撃とうと掲げた銃身を白手袋が抑えるの。
拍子木が聞こえてきそうなフォン・ラウフェンシュタイン花道の出。

聞いてください!“Écoutez!”と叫んですぐ英語。
聞かれて困る内容じゃない。だけどふたりは英語で叫びあう。
このままでは撃たねばならない。それだけは避けたいなんとしてでも。
“I beg you, man to man, come back.”
Impossible!と拒否されて、やむなく構えるラウフェンシュタイン。
腕時計見て、もう大丈夫だと倒れるド・ボアルデュー。
駆けつけてきた部下が報告する。マレシャルとローゼンタールが逃げました。
「そうだったのか」

ここで監督ルノワール、『神』に指示を出したのね。
「愛人に懇願するように叫んでください」

う~ん。気持ちはわかるけれども無理だなあ。
何べん観ても、男が男として男に誠心誠意頼んでるとしか思えない。
たしかに女装趣味あり男とも寝るカザノヴァ出してきてるから、男色に走ってもおかしくはない。ルノワールはそっちで押していきたいの。
だけどシュトロハイム自身はノンケなのね。それが画面にまるまる出てる。
だからこそ、わかる人にはよくわかる。
死ぬまで戦士をやめない男、その男にどうしようもなく惹かれていくド・ボアルデュー、そこにはルノワール監督自身の感情も入っている。

終油の秘跡の十字架のクローズアップで始まる場面。
神父の前に跪き、マントを着せ掛け送り出してから、吐息を押し殺しているラウフェンシュタイン。
ド・ボアルデューの白手袋は脱がされて、脈をとっていた看護婦が席を譲る。
「お許しください」
「それを言うのはこちらです」
二人の会話は感情と暗喩が幾重にも折りたたまれたフランス語。

痛みますか、と訊かれてね、腹に入ったたった一発の銃弾がこんなに苦痛を引き起こすとは、と答えるド・ボアルデュー。続けてこう言うんですね。
「ふたりのうち同情されるべきは私ではない。私はすぐ死にますが、あなたは生き続ける」
字面的にはその通りなんですよ。
でもね、ここで使われているplaindreはもともと語源がギリシア語、悲しみのあまり自分の頭や胸を叩いて慟哭する仕草をあらわす言葉です。
自分は今、一発の弾に腹を叩かれているけれど、それはすぐ終わるんだ。だけどあなたは一生胸を叩いて苦しむんだと言っている。
そしてさらに追い打ちをかけるんですね。肚の底では戦死なんか犬死だと思ってるのに、
「平民にとって戦死は恐るべきものだが、我々にとってはよき最後です」

ド・ボアルデューの口元がかすかに動く。まだ何か言いたいの。
そこへ看護婦が割って入る。「長話はいけません」
ラウフェンシュタイン離れて行って、会話はそれで終わりになる。
神の手が最後の言葉を遮った。恩寵なのか、罰なのか。

ド・ボアルデュー、言葉の鞭で執拗にラウフェンシュタイン叩くでしょう。
相手が死ぬまで自分を忘れぬように、自分以外の誰も愛さぬように。
貴族だって誰だって、心から愛した人には訊いてみたいし答えてほしい。
あの『結婚行進曲』の恋人たちとおなじように。

「いつも想っていてくださる?」
「いつも、いつも、いつまでも」

その言葉をついに言わず、ついに聞けずに死んでいく。
賭けに勝ち、貴族の名誉は保たれても、その無念は消しようもない。
だから絶対に道連れにしてやるという、瞋恚の炎がぶすぶすと音をたてんばかりに燃えている。

対する相手はそういう底意の外にいる。後悔と悲嘆でいっぱいで。
キャビネットを開けてコニャックを注ぐラウフェンシュタイン。
素面ではとても耐えられないからなんですね。
その背中に声がかかる。
彼はすぐには振り向かない。
一瞬動きが止まり、それから酒をあおって向き直る。

主は言われた。これは私のからだ、これは私の血。
コニャックは「命の水」と呼ばれた酒。
酒保のコニャックをぐっとあおって始まった二人の物語が閉じられる。

ド・ボアルデューの目を瞑らせた、白いこぶしが画面を通り過ぎていく。
外では雪が降っている。
見事に咲いてるゼラニウム。左手に茎、右手に鋏が握られる。
花が消え、如雨露にラウフェンシュタインの影がかすかに揺れて消えていく。

このあとマレシャルとローゼンタールの逃避行、女性との恋が続くけど、ジャン・ギャバンお目当ての方は御覧なさい、という感じ。
ここまで純度の高い絵観せられたら、あとに何持ってきても駄目だなあ。

シュトロハイム、もともとは自分を綺麗に撮ったりしない人。必ず毒を混ぜる人。
『愚なる妻』では自分の死体を犬みたく、下水に投げ込ませるラストを撮りました。
『結婚行進曲』の御曹司も、恋に苦しむ最中に「この結婚でたくさんお金が入るのよ」と言われたら、上唇をぺろっと舐めて「どれくらい?」と尋ねる場面があったのね。

この『大いなる幻影』でも、その性癖は残ってる。
マレシャルの脱走記録を読み上げながら、女に化けて云々のところにきたら、唇をちょっとなめて面白い面白い、と言うところ。
フィフィの話を持ち出して、ド・ボアルデューが反応したら、かすかに口元ゆるめてね、ああ引っかかった引っかかった、フランス野郎はそうなんだよなと相手の顔を眺めるところ。
女を充分満足させてきた、十二分に楽しんだ、という余裕が裏にある。
ラウフェンシュタイン背骨折ってもこういう男。ド・ボアルデューに恨まれたって仕方ない。

その彼が、最後の最後、雑味を全部落としてね、きちっときれいに決めちゃった。
涙も見せず、大仰な身振りも一切なしで。
その目もと、その口もとを、しみひとつだってつけるもんかと撮ってるルノワール。

映画の完成版ができたとき、ジャン・ギャバン、ショックで荒れたのね。
そもそもジャン・ギャバンが出なかったら、この映画はできてない。
なんだ兵隊だけしか出ないのかって誰も興味を示さなかったこの映画、友人のデュヴィヴィエ監督に譲ろうとして断られ、お蔵入りしかけたところを救ったのがジャン・ギャバン。
スター街道驀進中のギャバンが出ると言ったので、ルノアールも自分で撮る気になったんですね。
だから最初はこの話、ド・ボアルデュー大尉とマレシャル中尉が軸だった。階級超えて、フランスのために協力し合う男たち。

ところがデッドラインぎりぎりにシュトロハイムがあらわれて、全部さらっていっちゃった。
撮影中にもシュトロハイムとルノワール、始終ごにょごにょやっている。
ここはこれこれだからこうだろうってがんがん攻めるシュトロハイム、なんとなく哀願口調のルノワール。
そしてできたの観てみたら、ギャバンは一応ヒーローだけど、シュトロハイムと比べたら軽重は一目瞭然ですもんね。
監督なんだってあんなドイツ野郎に肩入れするんだ、あんな奴のどこがいいんだ○○の○○野郎、ってジャン・ギャバン、撮影中から溜めてた嫉妬が爆発したの。
共同で脚本書いたスパークも、あまりの改変ぶりに激怒して、プレミエ欠席したくらい。
 

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